2/4ページ

2/4ページ

正月行事に秘められた、いにしえの呪術

どのような正月を過ごされたでしょうか。 正月は年中行事のなかでも一番盛大に祝われるものです。でも、今年はいつもとは違うお正月でしたね。 新型コロナウイルス感染症拡大のせいで、カウントダウン・イベントなども軒並み中止。お祝いムードがあまりない正月でした。 見通しがたたない状況がまだまだ続きそうです。 […]

古代人は死についてどう考えていたのか~いにしえびとの死の概念と万葉集に詠まれた死~

生きとし生けるものすべてが決して逃れられないもの、それは「死」です。 人はなぜ生まれ、そして死んでいかなければならないのか。 その明確な理由はわかりません。命を得た者は、ただただ死という宿命を受け入れなければならないのです。 人類は現在にいたるまで、気の遠くなるような長い間、何度も何度も誕生と死を繰 […]

『源氏物語』のなぞ~紫式部はなぜ大災害を描かなかったのか~

日本は地震や台風、大雨などの自然災害が多い国です。 自然現象の発生メカニズムは、科学の発達とともにだいぶわかるようになってきました。 地震はまだ予知することができませんが、台風のよう気象現象はかなり高い精度で予測できるようになっています。 しかし、そんな知識のない古代の人々にとって、自然の猛威は神や […]

なぜ日本人はマスクを好むのか?~口を隠す日本人と目を隠す欧米人~

外国人には奇妙な日本のマスク文化 新型コロナウイルスの蔓延で社会は大変なことになっています。 マスク需要も急激にたかまって、どこの店に行ってもマスクが売り切れ。なかなか手に入らず困っている人も多いのではないでしょうか。医療機関でもマスクが足りなくなっている異常事態です。 なんと、日本国内に10億枚あ […]

世界最古の隕石は日本に落ちた!? ~社会も大地も動乱に揺れた貞観年間~

前回は「古代の大地震と1000年に一度の大地動乱」ということで、古代の災害をテーマにしていました。 特に平安時代前期に発生した貞観地震に焦点を当て、その貞観地震と3.11東日本大震災、この2つの巨大地震の奇妙な一致について説明しました。 貞観年間は様々な災害がおこり、大地動乱期といわれているのですが […]

古代の大地震と1000年に一度の大地動乱

日本は地震大国です。日本に住んでいる限り、地震から逃れることはできません。日本はなぜこれほどまでに地震が多い国なのでしょうか。 とくに近年、地震が多いなあと思ったことはありませんか? 地球の表面は「地殻」で覆われています。地殻は14枚のプレートにわかれていて、年間数センチという非常にゆっくりした速度 […]

縄文人はお酒を醸造していたのか?

人間がお酒を作るようになったのはいつ頃からかご存知ですか? 最古のお酒といわれているワインは、紀元前5000年頃には作られていました。 現在ジョージアという国があるコーカサス地方がワイン発祥の地とされています。ワイン文化は、古代ローマ時代にはヨーロッパ全土に広まっていきました。 紀元前3000年頃に […]

縄文人はなぜ農耕をしなかったのか~縄文人の精神性が日本人に与えた多大な影響~

縄文文化の特徴といえば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。 土器や土偶も縄文文化の大きな特徴ですね。 ほかにも忘れてはいけない特徴があります。 それは「農耕」の有無です。 いまのところ、農耕文化の広まりを一つの区分として縄文時代とその後の弥生時代がざっくりと分けられています。 縄文時代には大規模 […]

カミナリと雨と古代信仰

雨が降ると私たちは当たり前のように、「今日は天気が悪いなあ」などと言います。 雨=天気が悪い、というのは常識になっていますよね。 雨が降っていると出かけるのも億劫になります。そこに雷が加わればもう最悪。 しかし、それは現代人の感覚に他なりません。 古代人は雷雨にたいして全く違う感覚をもっていました。 […]

「令和」の由来と新元号に秘められた真の意味とは

ついに新時代「令和」がはじまりますね。 「令和」は響きもよく、美しさと気品をかね備えたとてもよい元号だとおもいます。 新元号「令和」は、史上初めて日本の古典を典拠とした元号としても話題になりました。 元号はこれまで、漢籍(中国の古典)を典拠にしてきました。 日本の古典を典拠にしたのは、日本で元号が制 […]

花見の起源~なぜ日本人はサクラを愛でるようになったのか~

お花見シーズンまっさかりですね。 すでに花見に参加された人も多いのではないでしょうか。 この時期は、入学式や入社式などがおこなわれ、新生活のはじまる季節でもあります。 花見が新人歓迎会をかねるケースも多いですよね。 ところで、日本人になじみ深い花見ですが、なぜ日本人は花見をするようになったのかご存知 […]

1 2 4